1982年の6月10日にホンダより発売されたFT400と500というバイク。
最近は、中古車も見かけなくなってしまった…
当時からアメリカで人気のあったダートトラック向けに開発されたフラットトラッカーのバイク。
日本国内ではかなりの不人気車でほとんど見かけることはなかった車両。
個人的には気にっていたけどね…
当時のホンダニュースより
『ホンダFTシリーズは、定評のあるXL系エンジンをベースにした新設計398cc (FT500は497cc)セルフスターター装備の単気筒エンジンを搭載。
このエンジンは、吸・排気に各々2個のバルブを配した4バルブ機構によって、高い燃焼効率を実現。
更に、単気筒エンジンながら、2本のエキゾーストパイプを採用し、排気効率をより向上させるなど、一層力強いトルクを生み出している。
また、エンジン振動を低減させる2軸式バランサーの採用により、単気筒独特の振動が大幅に減少し、軽量・スリムで高剛性の専用ダイヤモンドフレームが可能となった。
スタイリングは、単気筒ロードスポーツ車の力強さを一段と強調しているスリムで新感覚のデザインである。更に、アルミキャストホイール、黒・クロームメッキのマフラー、巾広なチューブレスタイヤなど中排気量クラスでは、充実した装備をそなえている。』
●エンジン関係
| ○ | 専用カートリッジタイプのオイルフィルターを内蔵した大容量オイルパン(容量2.4l)の 採用により、冷却効果の向上を図っている。 |
| ○ | 低速域でも粘り強さを発揮するVBキャブレターを装備。 |
| ○ | 無接点式CDIをはじめ、オートカムチェーン・テンショナー、オイルシールド・ドライブチェーンの採用など、メンテナンスフリーへの配慮もなされている。 |
| ○ | ハンドル、ステップのラバーマウントにより、快適な乗り心地を実現。 |
| ○ | 新開発の2モーション始動機構により、スムーズなエンジン始動を実現。 |
| ○ | 中・低速域に重点をおいたギアレシオの5速ミッション。 |
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●車体関係
| ○ | 強力な制動効果を発揮するデュアル・ピストン・キャリバーを装着した大径フラットディスクブレーキを前、後輪に装備(前296φ・後276φ) |
| ○ | サスペンションは、フロントはセミエア式、リアにはホンダ独自のF・V・Q・ダンパーを採用。 |
| ○ | フロント部分のねじれ剛性を高めるスタビライザーの装備。 |
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| 豊かな光量が得られるハロゲン・ヘッドランプ(60/55W)。
販売価格はFT400が¥423000で500が¥428000だった。
ちなみに、こんなバイク
かっこいいと思うんだけどなぁ…
主要諸元 〈 〉内はFT500
型式 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・NC09〈PC07〉
全長(m) ・・・・・・・・・・・・・・・・2.225
全幅(m) ・・・・・・・・・・・・・・・・0.775
全高(m) ・・・・・・・・・・・・・・・・1.190
軸距(m) ・・・・・・・・・・・・・・・・1.425〈1.435〉
最低地上高(m) ・・・・・・・・・・・0.160
シート高(m)・・・・・・・・・・・・・・・・・0.790
車両重量(kg) ・・・・・・・・・・・・170〈171〉
乾燥重量(kg) ・・・・・・・・・・・・158〈159〉
乗車定員(人) ・・・・・・・・・・・・・2
燃費 (km/L) ・・・・・・・・・・・・・41.0〈38.0〉(60km/h定地走行テスト値)
エンジン型式 ・・・・・・・・・・・・ND01E〈PD01E〉(4サイクルOHC4バルブ単気筒
排気量(cm3) ・・・・・・・・・・・・398〈497〉
内径×行程(mm) ・・・・・・・・・・・・89.0×64.0〈89.0×80.0〉
圧縮比 ・・・・・・・・・・・・・・・・・8.6
最高出力 (PS/rpm) ・・・・・・・27/6,500〈33/6,500〉
最大トルク(kg-m/rpm) ・・・・・・・3.2/5,000〈4.0/5,000〉
キャブレター形式 ・・・・・・・・・・・・VB13 〈VB11〉
始動方式 ・・・・・・・・・・・・・・・・・セルフ式
点火方式 ・・・・・・・・・・・・・・・・・無接点式CDI
潤滑方式 ・・・・・・・・・・・・・・・・・圧送飛沫併用式
潤滑油容量(L) ・・・・・・・・・・・・・2.4
燃料タンク容量(L) ・・・・・・・・13
クラッチ形式 ・・・・・・・・・・・・・湿式多板コイルスプリング
変速機形式 ・・・・・・・・・・・・・常時噛合式5段リターン
タイヤサイズ
前・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・3.50S19-4PR
後・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・4.25S18-4PR
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